最近話題になっているWi-Fi6ですが、これがいつから利用できるのか気になる方もいますね。
Wi-Fi6はすでに利用可能になっています。
ただし、Wi-Fi6の利用には対応しているWi-Fiルーターの購入など条件があります。
Wi-Fi6は簡単に言うと高速のインターネットができる無線規格です。
この記事ではWi-Fi6とは何か、Wi-Fi6におすすめなインターネット回線などについて解説します。
Wi-Fi6はいつから?利用できる条件とは
Wi-Fi6がいつから始まったのかち言いますと、2019年9月からスタートしています。
Wi-Fiの呼び方を「ウィーフィー」と呼んだりする方もいますが、読み方は「ワイファイ」です。
Wi-Fi6は始まったばかりの規格ですが、スマートフォンも5G回線になりますので今からその特徴を知っておきた方がいいでしょう。
Wi-Fi6の利用には対応しているWi-Fiルーターが必要
Wi-Fi6を利用したい場合にはWi-Fi6に対応しているWi-Fiルーターが必要です。
上記の写真はバッファローのエアステーションシリーズのWi-Fi6対応のWi-Fiルーターです。
現状ではWi-Fi6に対応したものはまだ数が少なく高額です。
メモ
価格帯は『5000円~30000円』ほどで幅広く平均額は12000円程です。
その理由は、Wi-Fi6のような高速なインターネット回線になる固定回線が少ないことと、Wi-Fi6に対応している端末が少ないことが理由です。
しかし、5G対応スマートフォンはWi-Fi6に対応しているので今後販売される機器には対応していくでしょう。
その背景にはもちろん5Gの誕生があります。
5Gはスマートフォンのために作られたものではなく、あらゆる産業や医療の発展のために作られたものです。
【中国-全国】5G工場の建設推進、25年に1万社が活用へ https://t.co/dXehu850CE #nnaasia #news
— NNA アジア経済ニュース (@NNAASIA) September 8, 2022
企業でも使われる機会が増えるので、通信性能も非常に上がります。
ついにWi-Fi6のルーターに買い替えた٩(。˃ ᵕ ˂ )و♪
回線の接続とか設置とか全部自分でやったよ❣️
何もかも爆速で嬉しいな! pic.twitter.com/dgDilyik6Z— ミケ🐱🍓 (@neko_kezukuroi0) July 22, 2022
このような機器にWi-Fi6が対応していくのは間違い無いです。
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Wi-Fi6の詳細について解説
Wi-Fi6と言うキーワードに見覚えが無い方もいますね。
しかし、「IEEE 802.11」に見覚えがある方は多いのではないでしょうか。
Wi-FiのナンバリングとIEEE802.11は実際のところ同じようなものです。
ポイント
IEEEは米国電子学会のことで、Wi-Fi Allianceといいう団体名です。
その二つの団体がWi-Fiに関わっていて、その新しいWi-Fiの無線規格がWi-Fi 6となります。
Wi-Fi規格「IEEE 802.11 ax」をわかりやすくしたのがWi-Fi 6
Wi-Fi 6は無線規格IEEE 802.11axの事をわかりやすしたものです。
無線規格のIEEEは今までに5つの種類があり、この無線規格の6番目だからWi-Fi6になりますね。
Wi-Fi(無線LAN)規格と最大通信速度、周波数帯の関係は以下の通りになっています。
Wi-Fiルーターには無線規格というものがあり、それぞれ特徴があります。
Wi-Fiの無線通信規格は「IEEE802.11」から始まり、後ろに「ac」や「n」などがつき、それぞれ速度などに違いがあります。
規格の名称 | 周波数 | 最大速度 |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE802.11n | 2.4GHz | 600Mbps |
5GHz | 600Mbps | |
IEEE802.11ac | 5GHz | 1.9Gbps |
IEEE802.11ax | 2.4GHz | 9.6Gbps |
5GHz | 9.6Gbps |
周波数(Hz)の意味は音波や電波、周期現象を現しますがカンタンな意味は1秒当たりの振動回数です。
上記のように6種類の無線規格があり通信速度や使われている周波数が違いますね。
4番目のIEEE 802.11nはWi-Fi4という形になり、Wi-Fi○の番号は以下のようになります。
無線規格 | 名称 |
IEEE.802.11b | - |
IEEE.802.11g | - |
IEEE.802.11a | - |
IEEE.802.11n | Wi-Fi 4 |
IEEE.802.11ac | Wi-Fi 5 |
IEEE.802.11ax | Wi-Fi 6 |
IEEE.802.11がこのようにWi-Fi4・5・6のように割り振られています。
Wi-Fi1・2・3が無い理由について
Wi-Fi4・5そして新しい規格のWi-Fi 6はありますが、Wi-Fi1・2・3はありません。
Wi-Fiは4からナンバリングがスタートしているのは、Wi-Fiの名称が決められていた時にもう1〜3に相当する規格の機器がほぼなかった事が理由付けられいます。
つまりWi-Fiと呼ばれるようになったのはIEEE 802.n以降なのでそれ以前の規格を言い換える必要がないと考えられたのかもしれません。
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Wi-Fi6の特徴やルーターに備わっている機能について
Wi-Fi6がどのようなものかわかったところで、その機能について知っておきたいですよね。
簡単に言ってしまうと、通信速度が速いことが特徴です。
ただし、Wi-Fi6対応ルーターはただ速いだけではなく速くするシステムが組み込まれています。
Wi-Fi6ルーターの特徴や備わっている機能について解説します。
Wi-Fi6は高速
インターネット通信は高速化が求められるようになりました。
高画質動画の再生やeスポーツには従来の通信では満足できない方もいるでしょう。
wifi6さすがに速いな。TLを雑にスクロールしても画像読み込み中にならない
— ごはんだいすき (@hakumainoso) April 22, 2021
wifi6バカ速い!! pic.twitter.com/MbRt2M8VA3
— しるばー@まぢゲーム垢 (@Om_silver4) April 6, 2021
大容量データの転送にはより高速なインターネット環境が必要になります。
Wi-Fi 6の通信速度の理論値は約9.6Gbpsで、前の規格Wi-Fi 5の約1.4倍も高速です。
4Kや8Kの高画質も映像配線が可能になり、大容量データ送受信にかかる時間が大幅に凝縮されます。
しかも、5GHzや2.4GHz帯の両方が使えるので電波の両方が使えるので電波の状況に応じてつなぎ変えても快適に利用できます。
MU-MIMOで電波の干渉が起きないようにしている
MU-MIMOの前にMIMOから解説します。
MIMOは「Multiple Input Multiple Output」の略称のことで、送受信側それぞれが複数のアンテナを用いて同一周波数で同一通信を行うことで通信を拘束させる技術です。
そしてMU-MIMOは「Multi User MIMO」の略称のことでMIMOの中でも複数の端末にデータを送受信できる技術のことを指します。
MIMOはデータの送受信が1対1ですが、MU-MIMOはアンテナごとに異なる信号を複数の端末に送信できる通信です。
PS5買う予定の人で無線の人はこの際WiFi6(ax)環境にした方がいいですよ
通信干渉が激減するので、回線落ちがかなり低くなり、通信速度も飛躍的に向上します— めぽちーん。 (@_meporu) September 17, 2020
MU-MIMOにはたんまるがある場所に最適な電波を送信する「ビームフォーミング」という機能が搭載されており、端末の位置を推測して電波の干渉が起きないように位相をずらして送信することで複数の端末に同時接続できます。
ただし、これは端末側もMU-MIMO対応である事が条件です。
OFDMAで同時に信号を送って繋がりにくさを無くす
Wi-Fi6は混雑にも強い特性があります。
OFDMA(直行種は数分割多元接続)という技術が採用されており、1回の通信で多台数の機器に同時にWi-Fiが届くようになっています。
今までの通信は端末ごとに通信を行なっていましたので繋がりにくい状況が出てしまいます。
最近ではWi-Fiに利用できる機器がパソコンやスマートフォンだけでなく、テレビやエアコン、ウェブカメラやスマート家電、IoT機器などWi-Fiに繋がる機器がどんどん増えています。
Wi-Fiに同時に繋がる台数が増えると通信が混雑しやすくなって、「遅い」「繋がりにくい」と感じる事が増えてきます。
Wi-Fi6対応ルーターのOFDMAの技術で通信の順番待ちをしないので快適にWi-Fiを利用できることからeスポーツに代表されるオンラインゲーム環境に効果を発揮します。
サブキャリア毎に通信をされるため、従来のOFDMよりも他機種にもスムーズに通信されやすくなったため家族間でも同時にネット通信を楽しめるようになったのも大きな躍進です。
Wi-Fi6におすすめな光回線
Wi-Fi6が高速通信可能なWi-Fiルーターだとお分りいただけたと思います。
しかし、そんな高速Wi-Fiを利用するには高速な光回線が必要です。
インターネット光回線は通常下り最大1Gbpsです。
Wi-Fi6の最大通信速度は9.6Gbpsなのでこれでは十分に発揮できません。
つまり、10Gbpsに対応している光回線が必要です。
10Gbpsに対応している光回線はこちらです。
しかし現状では全ての地域でこの10Gのサービスは利用できません。
東京や大阪の一部地域で開通して試されつつあります。
現状としてはフレッツ光系がややエリア開通が遅く、NURO光とauひかり、コミュファ光の10Gbpsのエリア開通のほうがやや速い様子です。
10Gbpsはエリアがまだ狭い
10Gbpsの通信速度がでる光回線のサービスはエリアが非常に狭いです。
NURO光やauひかりは関東や関西の一部の地域で、コミュファ光は愛知県と静岡県の一部の地域のみです。
フレッツ光に至っては東京の一部の地域のみです。
ドコモ光やソフトバンク光も10Gbpsのサービスをスタートしてますが、こちらはフレッツ光の回線を利用している光コラボなのでエリアはフレッツ光と同じです。
このように10Gbpsのインターネット回線は利用できる地域が非常に狭いので、Wi-Fi6の必要性はまだ少ないです。
コミュファ光の10GプランはWiFi6ルーター付き
東海地方限定(中部電力エリア)で利用できるコミュファ光には通信速度が10Gbpsのプランがあります。
このプランの特徴としてWiFi6のルーターが無料レンタルできる事にあります。
具体的に言いますと、コミュファ光は工事が終わるとホームゲートウェイという機器を設置します。
ホームゲートウェイはONUの役割と光電話の機能を併せ持った機器で、これにWiFiルーターの機能も備わっています。
通信速度が速くなるサービスに通信速度が速くなるWiFiルーターが利用できるとってもお得なプランなのです!
ただし、静岡県の富士川より以東などタイプKのエリアに属する場合は利用できませんのでご注意ください。
まとめ
Wi-Fi6は2019年に誕生した6番目の無線規格です。
通信速度が速いことが特徴ですが、対応するWi-Fiルーターや端末が必要です。
ルーターを最強のWi-Fi規格「Wi-Fi6」にアップグレェェード!!🤪🤪🤪
そしてェッ!アレクサが電気とエアコンを操作できるように!
しかも、外出先からでも操作できる👍
帰宅のちょっと前に冷房つけるとかねェッ#最強のスマートホーム化計画 pic.twitter.com/lLir1QaGOD— Racifer(ラシファー、ラッシー) (@Racifer_dg) July 20, 2022
スマートフォンは5G対応なものはWi-Fi6に対応していることが多く、今後インターネットと繋がる家電などにもドンドン対応するようになるでしょう。
ただし、このような高速のWi-Fi6は固定回線も10Gbpsの速度が必要などいますぐに利用できるようなものではなく、対応してる機器も少ないことから現在の必要性は低いです。
今の所は10Gbpsのインターネットを利用していて、eスポーツやオンラインゲームをする方におすすめなものです。
今後10Gbpsの光回線が全国的に広がる頃にはWi-Fi6対応ルーターもお求めやすい価格になっていると思います(願望ですが)のでそれまで待ってみるのもいいでしょう。
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