
wimaxと光回線
WiMAXは「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略で、光回線とは違い工事不要で即日開通の3GやLTEと同じモバイルインターネットサービスです。


WiMAXの電波は「WiMAX」と「WiMAX2+」の2つがありますが、現在の主流は「WiMAX2+」であり、この記事では電波を「WiMAX2+」として進めていきます。
wimaxと光回線のどちらが自分に合っているか知りたい人は読んでみてください。
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WiMAXとLTE回線の違いとは?光回線とどっちがいい?
wimaxとLTE回線の違い この記事はモバイルwifiルーターの電波を切り替えるときによく「wimax2+」と「LTE回線」など電波を変える際に目にするものです。この違いについての記事になります。 ...
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wimaxと光回線を料金で比較
月額料金の比較
・光回線の平均月額料金 ⇒ 月/¥5500円
・wimaxの平均月額料金 ⇒ 月/¥4400円
約1000円月々料金が違います。(ギガ放題対象)
wimaxの方が1000円程安いので、この点はwimaxの方が良いと思います。
中には「もっとwimaxの方が安いんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、3年間での平均金額だとこれくらいにどれもなります。
wimaxの料金例
1~2か月目:2780円
3~24か月目:3300円
25か月目~:4200円
上記のようなシステムが主流になるので、注意です。
光回線は基本的に契約期間内は同じです。
wimaxと光回線を速度で比較
・光回線の速度 ⇒ 1Gps(MAX値)
・wimaxの速度 ⇒ 1.2Gbps (MAX値)
※光回線は5Gbps、10Gbpsもありますが今回は割愛
上記になります。
これで考えると『光回線よりもwimaxの方が速い』と思うからもしれませんが実際こんな速いことは、理論上ないです。
回線は色々な中継点を跨いだり、障害物による電波干渉で遅くなります
実質的な平均速度
・光回線の平均速度 ⇒ 120~250Mbps(平均値)
・wimaxの平均速度 ⇒ 30~60Mbps(平均値)
上記のような速度が口コミやツイッターを調べると平均的になります。
ただ、どちらも普通にネットを利用する分には問題ありません。
マンションのVDSL配線で考えればwimaxのほうが速い場合もあるので、私なら切り替えると思います。
光回線のほうが速度はありますが、ゲームプレイや高画質動画を連続して見たり同時処理をしなければある程度は十分です。

WiMAXの特徴
まずはWiMAXの特徴から解説していきます。
まずはこれで自分に必要か否かを判断してみるといいでしょう。
▼私おすすめNO1!!イチ押しWiMAX▼
さらに詳しく
wimaxは色々なプロバイダが存在します。それによりキャッシュバックやサポート面で差があります。詳しく知りたい人は「wimaxプロバイダランキング」をご参考にしてください。
工事費不要
WiMAXは工事費が不要で即日開通のインターネットサービスで、基本的には無線で繋がります。
端末によってはUSBポートに繋がるものや、LANケーブルで繋がるものがあります。
特徴は先にも書きましたが開通に工事がかからないことです。
光回線のインターネットサービスでは自宅で開通工事をしないと使用できなく、工事は順番待ちで開通まで時間がかかります。
そして工事には工事費がかかり、通常約24000円ほどです。
WiMAXは工事がないことから端末が届いたらすぐに使用できて工事費もいりません。
データ上限がない
モバイルルーターでは通常データ量の上限があります。上限に達すると速度制限がかかり、通信速度が極端に遅くなります。
しかしWiMAXにはその上限がないプラン『ギガ放題』というプランがあります。
このギガ放題では月の上限がなく無制限に使用できます。
また月に7GBまでライトプランもありますが、お勧めしません。
メモ
基本的にはwimaxを契約するほとんどの人がギガ放題にしていると思います。「7GBだとスマホでyoutubeを見た際に3~4時間くらいしか持たない」イメージです。そして毎日音楽PVなどを20分くらい聞いてると10~14日くらいでなくなる体感です。
速度が速い端末がある
WiMAXの一部の端末によっては下り最大708Mbpsの通信速度でインターネットを行うことができます。
光回線の1Gbps比べれば遅いですが、持ち運びができる端末では最速です。
これはキャリアアグリゲーションというもので、
- WiMAXの電波558Mbps
- auのLTEの150Mbps
二つの帯域を同時に利用して高速通信に対応しています。
しかしこれは地域や環境、エリアに左右され、理論上の数値です。
この通信速度でインターネットを行う場合は別途オプションで「ハイスピードエリアモード」を設定しないといけないため1004円/月がかかります。
メモ
しかし、これが最近変更になり、3年契約のギガ放題であれば『無料』になるためより一層ギガ放題の方がお得といえます。
WiMAXのおすすめ端末
Speed Wi-Fi NEXT W05
持ち運べる大きさのスティックタイプのモバイルルーター
最大速度は下り708Mbpsの高速通信が可能です。
バッテリー使用時の連続通信時間は約630分で同時接続台数は10台です。
専用のアプリでスマホから通信速度や接続端末、通信容量など確認できます。
アプリから通信モードの変更や電源のオフ、スリープモードにも切り替えられます。
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Speed Wi-FI HOME L01s
こちらは持ち運びではなく家庭用です。
コンセントに挿して使用できます。
電波の速度は下り最大440Mbpsです。
SSIDやパスワードの入力がなく、NFS対応の端末の場合はルーター上部にかざすだけて接続でき、また同梱のQRコードをスマートフォンで読み込むだけで初心者でも簡単に無線でインターネットの接続が可能です。
同時接続台数は42台で、有線LANポートが2つあります。
モバイル型のルーターより高性能なので、ルーターから遠くても繋がります。
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こちらもSpeed Wi-Fi NEXT W05と同様にスマートフォンの専用会アプリで操作、管理が可能です。
WiMAXがオススメな人、契約しても良い人
WiMAXがおすすめな人は自宅の光回線の環境が悪い人です。
どういうことかと言いますと、特にマンションの場合は光回線が遅い場合があります。
これはマンションの配線方式によりまして、配線がVDSL型だとマンションまでは光回線の高速通信で届いても、そこから各部屋にはアナログで繋がります。
これは周りの環境などに影響を受けまして、遠いほど速度が遅くなってしまいます。
これは光回線を変更してもどうしようもないことなので、そのような場合はWiMAXがおすすめです。
また、工事が不要なことから2年以内に引っ越しを控えている人がおすすめです。
光回線だと引っ越してまた工事が必要な場合があり、契約期間内であったら解約手数料がかかりますが、WiMAXの場合は持ち運んでそのまま使用できます。
WiMAXのデメリット
WiMAXのデメリットは、データ使用量に上限はありませんが、直近3日間で10GB以上使用すると速度制限がかかってしまうことです。
スマートフォンのような極端な速度制限ではなく、YouTubeの標準画質が見れるくらいの1Mbpsほどです。
ココがポイント
10GBはYouTubeの高画質動画を約7時間ほど見たら達します。
(パソコンだとすぐに容量オーバー)
また、WiMAXは室内だと繋がりにくい場合があります。
私も昔モバイルタイプを使用していたことがありますが、エリア内に住んでいることをちゃんと確認して利用してのですが圏外と表示されたり、電場の表示がアンテナ1つ分だった時があります。

そのため、限界まで窓に近づけて使用していました。
現在は改善されていると思いますが、屋内では繋がりにくいという口コミもあります。
横浜駅構内。
左はWiMAX。右はIIJmio。
やはりWiMAXは屋内が弱いな。。 pic.twitter.com/zrcWcb0ZD8— arayashiki(β) (@arayashiki_b) February 12, 2020
また、富士山五合目で通信した時もdocomoの電波はサクサク繋がったのですが、WiMAXは繋がりませんでした。
その場合は端末でauの電波を利用すればいいでしょう。

光回線の方がおすすめな人、契約しても良い人
今度は光回線について説明していきます。
WiMAXではなく光回線の方がおすすめな方はどのような方でしょうか?
YouTubeなどの動画をたくさん見る人
インターネット上では動画コンテンツを楽しむ方が増えています。
YouTubeやNetflix、AmazonプライムビデオやU-NEXTなど様々な動画配信サービスがありますね。
このような動画を大量に見る方は光回線の方がおすすめです。
その理由は、動画はデータ容量が多いからです。
インターネット上で動画を見るときはストリーミング再生がほとんですが、これは動画をダウンロードしています。
大容量のファイルをパソコンやスマホの画面に表示させることは、それだけのデータ量をダウンロードしている事になります。

ゲームをやる人
今ではプレイステーションやニンテンドースイッチなどの家庭用ゲームでも、インターネット対戦が流行っています。
こればかり行なっている方も多いですね。
また、ゲームではアップデートファイルをダウンロードしたり、コンテンツを追加ダウンロードすることが多いです。
これは結構なファイル量になります。
このようなゲームでネット対戦する方は、WiMAXより光回線の方がおすすめです。
ココに注意
普通にPS4のゲームをダウンロードするだけで、容量が40~100GB近く掛かる。
スマホゲームでも2~5GBくらい消費するから気を付けよう!
光回線の方がいい理由
WiMAXと光回線では通信速度が違います。
確かにWiMAXも通信速度は速いですが、光回線の方が圧倒的に速いです。
光回線の通信速度は下り最大1Gbpsがほとんどですが、WiMAXはそこまでの速度は出ません。
光回線もそこまでは実は出ないのですが、それでもある程度近づいた速度が再現できます。
実測のイメージ
光回線(最大1Gbps)⇒実際の速度(200Mbps)
wimax(最大1Gbps)⇒実際の速度(40Mbps)
また、WiMAXは直近3日間でのデータ通信量が多いと速度制限があります。
こうなったら動画を見ることはむずかくなりますし、ダウンロードは遅くなります。
光回線は完全に使い放題なので、このような方におすすめです。
さらに詳しく
現代ではパソコンだけが、ネット通信を経由する時代でもなくなっています。家電や家の監視カメラやアプリ連動でオートで操作する時代です。5G到来で産業も変化してきています。5Gで変わることの記事にもありますがその場合は直接光回線を自宅まで引き込むほうが速度は干渉物など電波障害を考えた場合、どうしても安定的に高速でしょう。
まとめ
WiMAXモバイルインターネットですが、データ量に上限がないので使いやすいものです。
しかし、現在はホームルーターを考えるのであれば「ドコモ5Ghome」が非常に良いため台頭してきています。
>>ドコモhome5Gは契約すべき?おススメな人、おススメでない人の違い
速度も速く、数日でネットを開通できるため「光回線とwimaxの中間」あたりの存在で使い勝手が良いのでコチラもおススメです。
マンションなどの集合住宅にお住いで、どうしても速度が遅い場合は検討してみてはいかがでしょうか?
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