自宅の固定回線のインターネットで光回線を利用するときは、自宅に開通工事が必要になります。
これは持ち家の戸建てならまだしも、賃貸のマンションやアパートでは工事をしていいかわからなかったり、大家さんの許可を得ることができない場合などあります。
そのため、今回は自宅に光回線を引くときにどのような工事をするのか、また工事不要でできるインターネットについて解説します。
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光回線が引けない(工事できない)理由とは
インターネット光回線は工事をする事でインターネットに繋げる事ができます。
この工事をすると言う行為は光回線を引き込むと言う事です。
電柱から光ファイバーケーブルを自宅に引き込んで、この光ファイバーケーブルから来る光信号をインターネットができるように変換しています。
このようにしないと光回線でネット通信が自宅でできないのですが、光回線の工事ができないという場所も存在します。
光回線工事ができないと言われた
めいちゃんのお家光回線繋げないって言われてたのに工事できるって会社が現れて今日お家きてもらったんだけど工事できないって言われてやり場のない怒りに駆られている
ネット回線誰がくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!— めいにこ (@meytamaaa) September 26, 2019
この工事ができない一般的な理由をまとめましたので紹介します。
光回線が利用できない地域
自宅が基地局から離れている
建物の構造上光回線を引き込む事ができない
光回線が利用できない地域
インターネット光回線を利用できるのは。光ファイバーが張り巡らされた地域だけです。
ナンバーワンシェアのNTTフレッツ光でも日本全国100%ではありません。
地域によって利用できる光回線に違いがあります。
例えばBBIQは九州地方限定で、コミュファ光は中部地方と長野県の一部のみです。
また、光回線は電柱から光ファイバーケーブルを引き込む事で利用できるので、電線が無いような地域では利用できません。
電柱があっても光回線が繋げないケースもあります。1本の線で32分岐に分け与えて既に各家庭に繋がれている場合数量オーバーで光回線が繋げられないこともごく稀にあるそうです。
自宅が基地局から離れている
インターネット光回線のネットワークが用意されている地域でも、基地局から離れすぎているとまともにインターネットを利用する事ができません。
携帯電話やスマートフォンで言うと、アンテナが1本と圏外を行ったり来たりしているような状態です。
この状態だとまともにインターネットを利用できない状態なので、申し込んでも断られる事があります。
基地局が離れている場合は個人でどうすることもできないためエリア拡大に期待するしかないでしょう。
建物の構造上光回線を引き込む事ができない
自宅が持ち家の一軒家なら権利は自身にありますので問題なく光回線の工事をする事ができます。
借家や集合住宅の場合は管理会社に許可を得ないと工事をすることが出来ない場合があります。
電話や電子線や電信柱の位置上できない
#回線工事
nuro光回線を申し込み工事に来てもらったものの、電話線の配管が途中までしか無く続行不能、エアコンからの引回しを試みても電柱との角度的に厳しく断念…
光回線の会社によってできる工事できない工事あるみたいなので他を当ってみます…辛すぎる(´;ω;`)— へっぽこ平隊員 (@heppoko_No_PS) August 26, 2019
集合住宅に限ったことではありませんが、家の位置や電信柱の場所や高さ、距離など引き込めない事情もあるため、中々想像だけでは判断できません。
必ず大家さんや管理会社などに確認して許可を得る必要があります。
アパートやマンションの賃貸で先に確認すべきこと
基本的には賃貸であっても「光回線の工事はできる」ことが多いです。
ただし、必ず『大家さんと相談』が必要になります。
それよりもまず始めに賃貸のアパートやマンションで光回線を引く前にやるべきことがあります。
重要
それは、『光回線の契約状況について』です。
具体的にどのようなことを確認するのかというと以下についてです。
・光回線に対応している建物か?
・既に光回線を契約しているのか?していた場合なんの光回線なのか?
・光回線が通っていた場合どこまで敷かれているのか?
上記の3つについてです。
これらを調べてから光回線の契約を考えなければいけません。
建物は光回線に対応しているか?
基本的に光回線に対応していない建物のケースは稀です。
しかし築年数が古いと光回線に対応していない場合もあります。
例えばですが、30、40年前の建物でADSLしか対応できないという場合もあります。
耐震法でリフォームしている建物が多いですが、念のため大家さんに聞いてみましょう。
既に契約している回線がある
マンションやアパートの場合契約で、指定の光回線をすでに結んでいる場合があります。
その場合はその会社しか光回線を繋げられないこともあり、その場合は大家さんに相談するしかありません。
しかし、これは不可の場合が多く可能だった場合も「マンションの月額料金ではなくて、戸建の月額料金になる場合が多い」ので注意が必要です。
ただし、これが契約回線がフレッツ光の場合は『光コラボ』ならば利用できます。
光コラボは業者は違えど回線はフレッツ光なので利用可能な場合があります。
ココがポイント
例えばフレッツ光とauひかりはNTTとKDDIで回線が違うので、マンションがNTTの回線ならauひかりは利用できない場合があります。
光回線はどこまで通っているのか?
どこまで回線が通っているかです。
基本的には以下の2パターンです。
・共有スペースのスプリッタまで
・各部屋まで
上記の2パターンです。
基本的には共有スペースまでが多いです。
その場合は光コンセントの設置なども必要になってくる場合があります。
大家さんに聞くか光コンセントが部屋内にあるか探してみましょう。
アパートやマンションで光回線が繋がる基本配線の順序をイメージ
大事なのが光回線の工事をする前に全体像のイメージが大事です。
なので、下記をご覧ください。
画像元:フレッツ光 開通工事レポート
上記の画像のように賃貸の場合は光回線を繋ぐのが一般的です。
step
1光ファイバーケーブルを外から建物内に引き込み
step
2マンション内の光回線共有スペース(スプリッタ)にまとめて集約
step
3スプリッタから各部屋に光コンセントを経由して接続
step
4光コンセントからONU(ホームゲートウェイ)へ接続される
step
5ONUからパソコンへ接続され光回線が通る
step
6インターネット接続が可能となる
上記のようなことをイメージしながら光工事について読みすすめてください。
光回線の工事について
それでは、以上のことを踏まえて光回線の基本的な工事の流れも確認していきましょう。
光回線はフレッツ光やauひかり、ドコモ光など色々ありますが基本的な光回線の工事はこれとほぼ同じで1回のみです
例外として、NURO光は2回工事があります。
NURO光の工事について詳しく知りたい方はこちらから。
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穴を開ける
戸建てやアパートの場合は外の電柱から家の中に光ケーブルを入れる工事が入ります。
一般的にはエアコンの配管やなどすでに開いている穴から入れますが、場合によっては新規で穴を開けることになります。
また、ケーブルの固定にビスを数カ所に打ちますので数センチの穴が空きます。
ココに注意
穴を開ける場合は、賃貸では必ず大家さんや管理会社の許可を取っておきましょう。
宅内工事
宅内で光コンセントの設置や機器の取り付けを行います。
業者が宅内に訪問することになりますので、これが嫌だという人もいます。
宅内工事はそんなに時間はかかりません。
工事予定を開ける
光回線を契約してから工事に入るまで1ヶ月以上かかることが多いです。
工事が混雑していると2ヶ月待ちということもあり得ます。
土日になると料金が割り増しになるのでなるべくは平日に行いたいのですが、仕事の都合などどうしても合わない場合があります。
なのでそこで困るのが日程調整です。
工事自体は1時間程度で終わりますが、
時間帯は
午前中
12時〜16時
16時〜19時
などざっくりしているので長い時間開けておかないといけません。
賃貸の場合は許可を取る
アパートやマンションなどの賃貸の集合住宅に住んでいる場合は、事前に大家さんや管理会社に許可をとる必要があります。
退去するときは光ケーブルが残ったままになりますので、そのままでいいのかの確認も必要になります。
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回線の工事費用
回線の工事は費用がかかります。
これは回線の業者によって違いますが18000円から40000円程度です。
一括で支払うこともできますが、分割にして月額料金と共に払うことも可能です。
この工事費は、光回線によってはキャンペーンで分割の費用を割引にしてくれて、実質的に無料にしてくれるところもあります。
主要光回線の各代理店会社
長期でずっと利用することを考えているのなら工事費は気にしなくてもいいのですが、途中で解約する場合は残っている料金が一括で請求されますので注意してください。
光回線の利用に工事不要な場合
インターネット光回線で新規工事不要な場合があります。
それは建物にすでに光コンセントが設置されている場合やマンションの配線方式によるものです。
新築の場合は必ず立会い工事が不要ですが、先に住んでいた人がいる場合は工事不要な場合があります。
光コンセントが設置されてる場合
光コンセントがすでに設置されている場合は派遣工事が不要になります。
まの住人が光回線を利用していて光コンセントを設置していればもう工事の必要がありません。
あとは光回線の業者が開通するように手配してくれます。
また、光コンセントはNTTのものですのでフレッツ光の回線とその光コラボしか利用できません。
auひかりやその他地方限定のインターネット光回線では利用できませんので注意してください。
光コンセントが利用できない光回線
auひかり
コミュファ光
NURO光
BBIQ
ピカラ光
eo光
メガエッグ
マンションのLAN配線方式は工事不要
お住いのマンションがLAN配線方式の場合は光回線の工事がありません。
LAN配線方式のマンションでは壁にLANポートがあり、そこにLANケーブルを刺してパスワードを入力すれば利用できる形になっています。
ただし、この場合は利用できるインターネット回線が決まっている事が多いです。
自分で好きなインターネット回線に申し込めないパターンが多いので注意してください。
工事不要のインターネット回線
光回線は工事が必須ですが、工事が不要なインターネット回線があります。
それはホームルータータイプやモバイルルーターなどを利用した方法です。
この二つは、端末が電波を送受信してインターネット接続サービスを行ってくれるものなので、回線の工事が不要です。
ホームルータータイプ
ホームルータータイプはソフトバンクエアーが大人気です。
ソフトバンクエアーはコンセントに挿すだけで利用できるので工事の必要が全くありません。
なので大家さんや管理会社に許可を得る必要もなく、工事の分割払いに気にする必要もなく、引っ越すときに解約の必要がありません。
デメリットは通信速度は光回線よりは劣ることです。
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モバイルwi-fiルータータイプ
家でも外でもWi-Fiが利用できるモバイルルータータイプの端末があります。
これもホームルータータイプと同様に工事が不要です。
モバイルルータータイプはWiMAXやポケットWi-Fiなどがありますが、デメリットは電波の範囲が狭いことと、外で利用する場合はサービス提供エリア内でないと利用できない、あとはホームルータータイプと同様に通信速度が光回線より劣ることです。
光回線の工事をしたくない、できない場合はこちらから選ぶといいでしょう。
まとめ
光回線の一般的な工事についてと、工事が不要なインターネット回線については以上です。
あなたにあったインターネット回線を選んでくださいね。
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